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中國人でも難しい崑曲に日本人が出演 「あたたかい春日に満開している牡丹の花のようだ」
中國人でも簡単にできない崑曲が、どのように日本の有名な蕓術家を魅了したのだろうか。2月17日午後、蘇州昆劇學院で行われた中日版『牡丹亭』蘇州公演の記者會見で、この昆劇の技術監督ディレクター主演である坂東玉三郎氏が代表を通して発表したあいさつの中で答えが明らかにされた。

蘇州に思いをはせ崑曲に酔いしれる歌舞伎の大家
「多くの日本人は幼い頃から中國の伝説も良く知っています。とりわけ蘇州は伝説の中の伝説と聞いており、『姑蘇城外の寒山寺、夜半の鐘音客船に到る』という有名な唐詩によって私を含め、多くの日本人が蘇州に対して憧れを抱いています。」坂東玉三郎氏はあいさつの初めにこのような詩趣をもって自分と蘇州と崑曲の縁を説明した。 約20年前、すでに日本歌舞伎の最も有名な「女形」となっていた坂東玉三郎氏は東京である崑曲を鑑賞した。それは崑曲蕓術家の張継青氏による『牡丹亭』で、これを見て坂東氏は「蘇州の美しさ、古代中國の蕓術美に深い感動を覚えた」ということである。崑曲は滑らかで繊細な節回しと清純な物語が特徴で、言語の違いはあっても、同じ蕓術の世界において坂東氏に壁を感じさせなかった。その後、坂東氏は崑曲に接する機會をずっと探しており、自身で舞臺に立ち『牡丹亭』を上演したいとさえ願っていた。
日本の歌舞伎から中國の崑曲へ その難しさは並ではない 2008年坂東玉三郎氏と十數人の一行が蘇州昆劇學院にて中日版の『牡丹亭』を學びリハーサルを行った。これより以前に坂東氏はすでに學習と準備を開始し勵んでいた。10代から30年杜麗娘を演じてきた王芳副學院長は坂東氏が扮する杜麗娘に対して賞賛を送っている。王芳副學院長は日本で歌舞伎の演出を見學したことがあり、歌舞伎の舞臺演出は場面の変化が殆どなく、役者は見栄を切った後一定の型に従って臺詞を語り表情の変化も大きくないと述べる。しかし中國の劇はそれとは違っており「崑曲においては物語の展開に合わせ、「唱(うた)、念(せりふ)、做(しぐさ)、打(立ち回り)で表現しなければならない。セリフに合わせてしぐさをする、またはうたに合わせて踴るというのは基本である。」坂東氏は熟知している歌舞伎演出の世界から全く知らない崑曲の演技方式のなかにいわば「飛び込んだ」わけで、その難しさは並大抵ではないだろうとのことだ。 さらに、坂東氏は中國語が話せない。王副學院長は「こんなにたくさんの曲詞、メロディーをすべて覚えるだけでも大変なのに、その上で演技で表現しなければならない。坂東さんは日本ではかなりの地位と影響力を持つ蕓術家であり、自分に対する要求も低いわけがない。あえて自分の勇気と能力に挑戦する姿には本當に頭が下がる。」とも述べている。
科技文化蕓術センターにて本日よりチケット発売 2008年3月、坂東玉三郎氏と蘇州昆劇學院合同の中日版『牡丹亭』が京都南座で初めてお披露目され、5月には北京湖広會館において上演された。ともに大きな成功をおさめ日中両國でセンセーションを巻き起こしたほか、「あたたかい春日に満開している牡丹の花のようだ」と評された。感動的なのは、北京公演の後坂東氏が四川地震被災區のために5萬元余りを寄付したことだ。この地震後、一番早く寄付した外國蕓術家となっている。 2月17日、科技文化蕓術センターによると、坂東氏の出演が2幕増えた中日版『牡丹亭』が蘇州科技文化蕓術センターで2回公演されるとのニュースが公表されてから、多くの予約が入っているという。本日から蘇州、北京、上海の三都市でチケット発売開始。価格は1080元、680元、480元、280元で、主催者側はひとり80元の學生チケットも準備している。學生証を提示すれば科技文化蕓術センターで購入できる。
(2009/02/18 姑蘇晩報 日本語訳/白瑞雲)
日本の「梅蘭芳」來月蘇州で崑曲を演じる 中日版『牡丹亭』科技文化センターで2回上演
2008年3月、日本の國寶級歌舞伎役者坂東玉三郎と蘇州昆劇學院がともに取り組んだ中日版崑曲『牡丹亭』が京都で上演され、大きな成功をおさめた。日本初公演の一年後となる來月、初めて蘇州の観客にお披露目される。2月17日の上演発表によると、この中日版『牡丹亭』は3月13、14日に蘇州科技文化蕓術センターで上演される。本日から蘇州、上海、北京の三都市でチケットの発売と予約が始まった。

坂東玉三郎は、「蘇州公演はとても楽しみですし、この劇が崑曲のふるさとで演じることを願っています」と語った。 日本歌舞伎の大家の坂東玉三郎が演じる「杜麗娘」役
「日本の梅蘭芳」との美名を得ているこの蕓術家は3年前から崑曲を學び始めた。中國語が分からない坂東氏は中日版『牡丹亭』を演じるために崑曲の大家張継青氏についてひとつひとつ學んでいった。難度の高い臺詞とメロディーを把握するだけでなく、杜麗娘の役柄を理解してしっかりつかみ表現していった。去年3月この中日版『牡丹亭』は京都南座で20回公演し會場は満員であった。同5月には北京湖広會館にて10回の公演があり同様に大きな成功をおさめた。 「蘇州公演はとても楽しみですし、この劇が崑曲の故郷で試されることを願っています。」昨日の記者會見のなかで坂東氏は書面の挨拶によって蘇州公演に対する期待を表明した。蘇州昆劇學院の蔡少華學院長によると、去年の日本公演と北京公演と多少違い、今回の蘇州公演は純粋な崑曲演出で、坂東氏は新たに學んだ「遊園」と「回生」の2幕を披露することになっているという。『牡丹亭』は「遊園」「驚夢」「寫真」「離魂」「叫畫」「幽媾」「回生」の7幕から成っており、「遊園」「驚夢」「離魂」「回生」の4幕で坂東氏が杜麗娘役として出演する。「寫真」「幽媾」の2幕では昆劇學院若手俳優の翁育賢が杜麗娘を演じる。また蘇州昆劇學院の兪玖林が柳夢梅を演じることになっている。「舞臺美術、製作などにおいて、今回の蘇州公演は日本公演の再現であり、蘇州の観客は非の打ちどころがなく華やかな日本の舞臺を味わうことができる。」と蔡學院長は語った。 今年は『中日文化交流協定』が結ばれてから30週年であり、今回の中日版『牡丹亭』の上演によって両國の文化交流プロジェクトがさらに多くの注目を集めている。「中日版『牡丹亭』が成功に公演されることは蘇州古典文化の伝承、普及における新たな足場を打ち立てた。外國から來た一人の蕓術家がどのように崑曲に魅せられ、崑曲の伝承と普及に力を注いできたか、坂東氏が実踐なさったことはそれを例証するものだ。」蔡學院長は、北京、上海などでもチケットの販売と予約を受け付け、80元の學生チケットを毎回の公演につき100枚用意しているとも述べた。 坂東玉三郎氏は今月末蘇州に入り、リハーサルを行ったり公演前に蘇州大學などで崑曲蕓術知識普及講座を開く予定である。
(2009/02/18 蘇州日報 日本語訳/白瑞雲)
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